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memory of children

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ほら、君の大切な小鳥の許へお帰り。

FFIXED後のジェノム三兄妹。




僕の弟は、いつも嬉々としながら話す事がある。


ふらりと村にやってきたかと思えば、一番にミコトや僕の様子を伺う。
手紙なんて書かないからこうやってたまにやってくる。
僕は手紙でも構わないんだけどね…僕の弟は根無し草っていうのかな?とにかくあちこち廻ってるらしいからどこに出せば良いのやら。
だったらこうやってご足労してもらうほうがまぁ助かってるってわけかな。
ミコトも嫌な顔はしないし、僕もアレクサンドリアやリンドブルムの話を聞くのは興味がある。
僕はあれだけ世界を回っても、何も知らないのが本当の話なんだ。
僕の記憶にあるのはロクに見てないこのガイヤと、幼い頃の古き善きテラの事だけ。
随分とあっさりとしている。
本から得る知識、ミコトから得る知識、そして弟から聞く情報。
でも、その情報が一部に限られるのが…難点、なのかもしれないね。

弟のジタンが話すのは、愛しい人の話が大部分という事。
そしてふと、僕は本を閉じて訊ねた。

「ジタン、君の話すその娘は…ガーネットなの?それともダガーなのかい?」

「え?なんだよクジャ、急にそんな話してさ」

「だって、ブラネ女王から貰った名前はガーネットなんでしょ?でも君は”ダガー”って呼んでる。どうして?」

「どうしてって聞かれてもなぁ…そりゃ、俺たちと旅する前は”ガーネット”だったけど、ダガーの方がしっくりくるっていうか…今度聞いてみる。
確かにそうだよなぁ…気付かなかったなぁー」

と、こんな調子さ。
まぁ僕はどっちでもいいんだけどね。

「クジャもさ、たまには街に来てみたら?ダガーも歓迎してくれるぜ?」

「いいよ僕は。ここで静かに本を読んでるほうが落ち着くんだよね」

「ったくさー、ミコトと同じことばーっかり言って」

「あら、ジタンも本を読めば良いのよ。知識はもちろん広がるし、知っていた知識が違ってることも発見できたりするわよ」

「いや俺はホラ、本を読むとこう…いや違うな、活字を見るだけで眠気が…」

「なるほどね、君が魔法を使えない理由が理解出来た気がするよ」

「どーゆー意味だよ!大体俺は盗賊だぜ?魔法なんてなくったってちょいちょいっと盗んでさっと逃げるが勝ちってヤツだぜ!」

「…そうね、ジタンにはその方が合ってると思うわ」

「僕もそう思うよ」

「そう思うなら俺の目を見て言えよお前ら」

ジタンが魔法を使えないように、僕は武器を扱えない。
そういう野蛮なものは僕の美徳に反するっていうのもあるけどね。


さて、そろそろ夕飯の時間だ。
今日はミコトの新開発の手料理、彼女はとても料理上手で楽しみだよ。

さぁ、今日のお話はこれでおしまい。
君も小鳥の元へお帰り。
今頃やきもきしてるに違いないからね。

今日の続きは、また今度――









『幸せを感じるとき20のお題』
20.ただ君といる、それだけで
2008.10.14 (c)rlrl.

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